スクレープモジュールによる接着コロニーの穏やかかつ高精度なピッキング

当社の独自技術であるスクレープモジュールは、接着コロニーを効率的に回収するために開発されました。高精度なオートクレーブ対応ステンレス製ScrapeTipキャピラリーを使用します。これらのスクレープキャピラリーは、直径300 µm、500 µm、800 µm、1,000 µmのラインアップがあり、96本入りのラックでCellCelectorに装着されます。ピッキングごとにScrapeTipを自動交換することで、コンタミネーションのリスクを排除します。

ピッキング時、ScrapeTipキャピラリーは目的のコロニー上に降下し、周囲の培養物から確実に隔離します。その後、ユーザーが定義した距離と速度での十字動作により、キャピラリー内に吸引しながらプレートからコロニーを剥離させます。この特許取得済みのプロセスにより、コロニーに損傷を与えることなく、最大限の再現性で回収することが可能です。1回のピッキングにかかる時間は約25秒です。

キャピラリー内に回収されたコロニーは、ロボットアームによってデスティネーションウェルへ移動し、プレート内に移送されます。その後、使用済みのScrapeTipは空のラックへ排出されます。ピッキング工程の終了後、使用済みキャピラリーラックはオートクレーブ滅菌を行い、次回のピッキングに再利用できます。

主な特長

  • 直径300、500、800、1,000 µmの再利用可能なオートクレーブ対応ステンレス製ScrapeTipキャピラリー
  • 機械的スクレーピングと吸引を組み合わせた、細胞に優しいコロニーピッキングプロセス
  • ソースプレートに凹凸がある場合でもピッキング効率を最大化する特許取得済みのツールヘッド設計
  • トリプシン処理が不要なため、細胞機能の変化を防止
  • ピッキングごとにチップを自動交換し、コンタミネーションを回避
  • 1回の全自動運転で、最大3つの96本入りScrapeTip™ と3つのデスティネーションプレートに対応
  • コロニーを複数の断片に分割することで、レプリカプレートの自動作成やコロニーの細分化が可能
  • ルーチン作業におけるキャリブレーションは不要

コロニーピッキング前後の画像例

スクレープモジュールで回収されたmESコロニー

スクレープピッキングプロセス

移送後、キャピラリーは空のラックへ排出されます。ピッキング終了後、使用済みキャピラリーは洗浄・オートクレーブ滅菌されます。

接着コロニーピッキングモジュール(スクレープモジュール)と多様なソース/デスティネーションプレートの使用

接着コロニーピッキングモジュール(スクレープモジュール)は、標準的な6ウェルプレートや最大100 mmのシャーレから、あらゆるタイプのシャーレおよびデスティネーションプレート(6~384ウェル)へコロニーをピッキングできます。

シャーレ

マイクロプレート(1~96ウェル)

関連アプリケーション

  • マウスまたはヒトの胚性/成体幹細胞コロニー、およびiPSコロニーのピッキング
  • ゲノム編集後のiPSコロニーのクローン単離
  • ゲノム編集された幹細胞クローンからのレプリカプレート作成
  • スフェロイド、オルガノイド、またはその他の大型細胞オブジェクトのピッキング
  • 組織上への幹細胞コロニーの標的かつ精密な共配置

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