ウイルスクリアランス バリデーションサービス - Confidence®
LRVを迅速に得る方法
ウイルスクリアランス試験は、バイオ医薬品を市場に送り出すための重要な工程です。
この試験の目的は、特定の精製工程がウイルスによるコンタミネーションをどの程度除去または不活化できるかを確認することにあります。しかし、試験の設計が不十分な場合、低い対数減少値(LRV)が得られてしまい、規制当局からの疑問を招く可能性があります。
ザルトリウスのConfidence®バリデーションサービスでは、あらゆる精製技術に対応したGLP準拠のウイルスクリアランス試験ならびに専門家のコンサルティングを提供します。
ザルトリウスでは、空き枠を迅速に確保し、プロジェクト管理を最適化することで、試験をスピーディに完了します。標準的なGLP第I相試験では、9週間で結果をご提供します。
可能な限り高い対数減少値を達成するため、すべての精製および不活化工程において、高度に精製したウイルスを使用しています。
ザルトリウスのチームは、50年以上の経験および700件以上のプロジェクト完了実績を、あらゆるウイルスクリアランス試験に活かしています。
ザルトリウスでは、ウイルスクリアランス試験を遠隔で、追加費用なしで実施しています。これにより、スパイク施設に出向く必要がなくなります。
ザルトリウスでは、ウイルス除去用消耗品からバリデーションサービスまで、バイオ医薬品のお客様が必要とするすべてをワンストップで提供しています。
ウイルスクリアランス試験の基礎
本動画では、ウイルスクリアランス試験の基本原理を詳しく説明しています。ザルトリウスでの試験実施に関する重要なポイントや、ザルトリウスのウイルス除去サービスに関する詳細を知ることができます。
ウイルスクリアランス試験が重要な理由
ウイルス安全性を確保するための戦略は、主に3つの柱で構成されています。適切な原材料の選択、製造工程における中間サンプルの検査、そしてウイルス夾雑物の除去 | 不活化です。
このうち、ウイルスの除去および不活化工程は、ウイルスクリアランス試験によってバリデーションされ、製造者が製品の安全性を保証するうえで不可欠な要素となっています。特に、外来性ウイルスへの対策において、その重要性は一層高まります。
不十分なウイルス除去がもたらす、患者安全への重大なリスク
ウイルス除去の最終的な目的は、患者の安全を守ることにあります。ウイルスコンタミネーションが発生した場合、最悪のケースでは患者様の健康に深刻な影響を及ぼすだけでなく、医薬品の供給不足を招く可能性もあります。
以下の図表は、ウイルスコンタミネーションの発生頻度および発生状況に関する情報を示しています。
出典::ネイチャーバイオテクノロジー「Viral contamination in biologic manufacture and implications for emerging therapies」(2020) https://doi.org/10.1038/s41587-020-0507-2
規制要件
ウイルス除去は、患者安全を確保するために求められる重要な規制要件です。
製造プロセスが予期せぬ事態にも対応できることを示すため、規制当局はウイルス安全性の基本となる3つの要素──「選択」「試験」「低減」──を枠組みとして定めています。
FDA
「レトロウイルスの除去試験は、第1相試験の前に実施する必要がある」
「第2相 | 第3相試験に向けた製造に先立ち、その他のウイルスや夾雑物に対するクリアランス試験を実施する必要があり、最終的な製造工程が変更された場合には、これらの試験を再度実施する必要が生じる可能性がある」
出典:Points to Consider in the Manufacture and Testing of Monoclonal Antibody Products for Human Use, 1997 (FDA-1994-D-0318)
ICH Q5A
「同一製造工程内において、ウイルス不活化および除去の複数の手法(オーソゴナル)を組み合わせたウイルスクリアランス試験を綿密に設計し、最大限のウイルス除去能力を達成すること」
「ウイルスクリアランス評価試験は、MCB(マスターセルバンク)に存在が確認されているウイルスの除去を実証するため、または検出が困難、もしくは製造工程へ侵入する可能性のある外来ウイルスが除去されることについて一定の保証を提供するために実施される」
出典:Quality of Biotechnological Products: Viral Safety Evaluation of Biotechnology Products Derived from Cell Lines of Human or Animal Origin, 1997
EMEA/CHMP/BWP
「第I相試験に先立ち、別段の合理的な理由がない限り、エンベロープウイルスおよび小型の非エンベロープウイルスの不活化・除去に対して、当該プロセスを評価する必要がある
また、可能であれば、2つの直交する工程(orthogonal steps)を評価することが望ましい」
「製造プロセスに重要な変更が加えられた場合には、追加のウイルス評価試験が必要となる可能性がある」
出典:Guideline On Virus Safety Evaluation Of Biotechnological Investigational Medicinal Products, 2008 EMEA/CHMP/BWP/398498/2005 (2008)
成功へ導くザルトリウスのサポート
Confidence®ウイルスクリアランス試験パッケージ
ザルトリウスの専門技術はウイルスクリアランス試験と独自の除去技術の双方をカバーしており、包括的なソリューション提供が可能です。本サービスは、ザルトリウスのVirosart®ウイルスフィルター、Sartobind® membrane adsorbers、CIM®モノリスと組み合わせて使用されることが一般的ですが、他社製品や樹脂・低pH処理などの他の技術を用いることも可能です。
GLPウイルスクリアランス試験
GLPウイルスクリアランス試験は、治験薬申請(IND)の際および生物製剤承認申請(BLA)の前に規制当局が要求するものです。
試験では、バイオ医薬品製造プロセスがウイルスを効果的に除去または不活化できる能力を検証します。
フィージビリティ試験
Confidence®のフィージビリティ試験は、既存プロセスにおけるフィルター目詰まりや低いLRV値といった課題を、徹底的に調査するために使用できます。
GLPウイルスクリアランス試験の前にフィージビリティ試験を実施することで、GLP試験における良好な結果を確保し、製品開発の遅延を防ぐことができます。また、フィージビリティ試験は、GLPウイルスクリアランス試験に向けた適切な準備となり、良好な結果の確保と製品開発の遅延防止に寄与します。
ウイルスクリアランス試験をさらに理解する
ウイルスクリアランスバリデーション試験実施における一般的な課題
動物・ヒト由来の材料を使用するバイオ医薬品メーカーにとって、ウイルスクリアランスバリデーションは不可欠です。バリデーションは各工程ごとに固有のものであるため、実務上必ずしも容易ではありません。
バリデーション試験の一般的な課題と、その回避方法を理解し、精製工程で安定した保持性能を実現するためのポイントをご紹介します。