サステナビリティとラボ用水
信頼性の高い超純水は整合性のある結果を得るために不可欠ですが、その水をどのように供給するかは、環境負荷の低減から社内のサステナビリティ目標の達成まで、より広範な目標をサポートすることにもつながります。
当社のラボ用精製水製造システムは、高いパフォーマンスと環境への配慮の両方を念頭に設計されています。再生可能エネルギーを活用した製造から、水やエネルギーの使用量を削減するインテリジェントな機能に至るまで、これらのシステムはラボの運用上のニーズを満たしながら、サステナビリティ目標の推進を強力に支援します。
開発の初期段階から製品寿命の終了に至るまでサステナビリティを優先して作られた精製水製造システムにより、クリーンなラボ用水の供給とカーボンフットプリントの削減を同時に実現します。Arium® Pro および Arium® Comfort は、100%再生可能電力を用いて製造され、CO₂排出量を削減する最適な物流ルートで出荷されています。さらに、節水を実現する iJust ソフトウェアを搭載しており、洗浄サイクルを50%削減します。
サステナブルなラボ用精製水製造システム
Arium® Pro ラボ用精製水製造システム
超純水の信頼できる供給源である Arium® Pro ラボ用精製水製造システムは、従来の装置と比較して優れた付加価値を提供する、柔軟でモジュール式のシステムです。
精度と柔軟性を重視して設計されており、クラス最高水準の再現性を持つ結果と、ユースポイントで直接得られる JIS K0557 A4グレードの水の供給を実現します。導電率 0.055 µS/cm(18.2 MΩ・cm 相当)の安定した高品質超純水を、1分間に最大2 L採水できます。最終フィルターArium® Sterile Plusを使用することで、超純水中の微生物をほぼゼロに抑えられます。
- モジュール式: お客様の具体的なニーズに最適化できるよう、用途に応じた幅広いシステム構成をご用意しています。
- 柔軟性: ワークスペースの上、下、または卓上など、省スペースに設置可能で、あらゆるラボ環境にスムーズに統合できます。
- 優れた操作性: 直感的なタッチスクリーンディスプレイとスマートなメニューナビゲーションにより、迅速で手戻りのない操作を実現します。
- 迅速: 新しいお気に入り保存機能により、頻繁に使用する採水量を登録し、ダイレクトアクセスで必要時に呼び出すことができます。
Arium® Comfort ラボ用精製水製造システム
Arium® Comfort システムは、コンパクトで環境に配慮した、信頼性が高く操作が容易な超純水製造システムです。1台のシステムで JIS K0557 A4グレードの水と、Type 2 純水(Comfort II)または Type 3 逆浸透(RO)水(Comfort I)を組み合わせて供給します。
リソースの使用を最適化しながらラボのワークフローを簡略化する設計となっており、分析化学からライフサイエンスまで多様なアプリケーションに対応します。
- 時間の節約: 革新的なバッグシステムにより、定期的なタンク洗浄が不要になります。
- 水使用量の最適化: 内蔵された iJust テクノロジーにより全自動で制御されます。
- 優れた操作性: タッチ機能付きディスプレイと直感的なメニューナビゲーションを搭載しています。
- サステナブル: 電気脱塩(EDI)モジュール搭載システムでは、iJust ソフトウェアがCO₂濃度を考慮してエネルギー使用量を最小限に抑えます。
Arium® ラボ用精製水製造システム向け iJust ソフトウェア
iJust ソフトウェアにより、ラボにおける精製水製造プロセスを向上させます。Arium® Advance および Arium® Comfort の全システムで利用可能な iJust ソフトウェアは、逆浸透(RO)技術のパフォーマンスを最適化し、排水量を削減してエネルギーを節約します。経費削減と環境保護を両立するスマートな技術で、水精製の新しいステップへと進みましょう。
- リソースの最適化: iJust のインテリジェントな設定により水使用量を削減し、精製水の回収率をさらに効率化します。
- エネルギー効率: 電気脱塩(EDI)モジュールを内蔵した Arium® ラボ用精製水製造システムのエネルギー消費量を削減します。
- 柔軟性: 使用する供給水の質に合わせて、水精製プロセスをカスタマイズできます。
- 経済的メリット: 高度なリソース管理によるコスト削減を実現し、精製サイクルの経済的コントロールを可能にします。
ライフサイクル思考
ライフサイクル思考によるサステナビリティの強化
ライフサイクル思考の導入は、サステナビリティを高め、原材料調達から製品寿命終了時の廃棄に至るまでの環境影響を考慮するうえで極めて重要です。当社は、製造方法の改修、効率の向上、廃棄物の最小化、およびエネルギー使用量の削減に全力を注いでいます。また、輸送による環境負荷も考慮し、CO₂排出量を削減するための物流の最適化に取り組んでいます。
電気・電子機器廃棄物(WEEE)
ザルトリウスは電気・電子機器廃棄物基準に適合しています
サステナビリティは当社の事業の中核です。製造前の段階から製品寿命終了時の廃棄に至るまで、製品ライフサイクル全体を通じて責任ある取り組みに努めています。これには電子部品の適切な管理が含まれており、電気・電子機器廃棄物(WEEE)の正確な分別と廃棄を積極的に推進しています。これらの取り組みは、希少な原材料の回収と再利用を後押しし、有害物質の環境中への流出防止に貢献しています。
ザルトリウスは欧州におけるWEEE指令(2012/19/EU)に適合しており、製品の返品・回収についてEuropean Advanced Recycling Networkと提携しています。この協働の一環として、欧州全域でUVランプ交換のための専用回収プログラムを導入しました。使用済みのUVランプは、環境負荷を最小限に抑え循環型経済を推進するため、現地で処理・リサイクルされます。
リサイクル返品手順
簡単なプロセスで使用済みUVランプをスムーズに交換でき、現地での適切なリサイクルを通じて環境負荷の低減と循環型経済の推進に貢献します(現在は欧州圏内のみ対象)。
1. 交換
- マニュアルに従ってArium® システムから古いUVランプを取り外します。
- マニュアルに従って新しいUVランプを取り付けます。
2. 再利用
- 新しいUVランプが入っていた包装箱を用意します。
- その箱を再利用して、取り外した古いUVランプを梱包します。
- 出荷手順をご確認ください。
3. 返品
- EARNのウェブサイトからUVランプの登録を行います。
- 現地の提携リサイクル業者を確認し、返送用フォーム(ラベル)を印刷します。
- 印刷したラベルをUVランプの包装箱に貼り付けます。
4. リサイクル
- 梱包した荷物を配送業者へ受け渡します。
- UVランプは、現地の認定リサイクル業者へ届けられます。
- UVランプが適正に処理され、リサイクルされます。
ラボ用水の持続可能性リソース
よくあるご質問
ラボ用水の持続可能性に関するよくあるご質問
Arium® ラボ用精製水製造システムは、高い水質基準を維持しながら、水使用量の最適化、廃棄物の削減、およびエネルギー効率の向上を図ることでサステナビリティに貢献します。水使用量を最適化する iJust ソフトウェア、省エネを実現するECOモード、サステナブルな梱包などの機能により、これらを実現しています。さらに、購入したボトリング水を使用する必要がなくなるため、輸送費や梱包資材を削減し、環境負荷のさらなる低減を可能にします。
はい、Arium® システムはエネルギー効率に優れています。スタンバイ時の電力消費を抑えるECOモードを搭載しており、循環やバックライトの設定を自動管理します。主要コンポーネントも水質を損なうことなく電力使用量を最小限に抑えるよう最適化されています。
もちろんです。ザルトリウスは Arium® ラボ用精製水製造システムのサステナブルな廃棄を積極的にサポートしています。Arium® システムは修理可能な部品で作られており、地域のサービスハブによってサポートされるため、製品寿命を延ばし廃棄物を減らすことができます。また、WEEE指令に適合した廃棄手順に従っており、安全で責任あるリサイクルを目的としたUVランプ回収プログラムを含め、循環型経済の目標達成を推進しています。
iJust はCO₂濃度を考慮することで、電気脱塩(EDI)モジュールを内蔵した Arium® システムの消費電力を最小限に抑えます。
ザルトリウスのサステナビリティへの取り組みや、環境に配慮して製造された製品の詳細については、当社のサステナビリティWebサイトをご覧ください。サステナビリティに対するアプローチや目標に関する詳細情報を掲載しています。
ザルトリウスにおけるサステナビリティ
革新的なテクノロジーにより、ザルトリウスはバイオ医薬品の研究・製造の進展を加速させ、より多くの人々が新しい医薬品、治療法、ワクチンにアクセスできるよう貢献しています。このように、当社の事業は世界中の人々へのより優れた医療の提供、ひいては社会的なサステナビリティに寄与しています。
健康と福祉は基本的人権であり、持続可能な開発の重要な指標です。現代医療が大きく進歩した現代においても、世界人口の半数以上が未だ適切な医療を受けられないか、あるいは全く受けることができていません。
当社のテクノロジーは、既存のバイオ医薬品の開発を迅速化し、より低コストでの製造を可能にするとともに、細胞・遺伝子治療をはじめとする新しい治療法の実現を後押しします。これにより、より多くの人々がより良い医療を受けられる環境を目指しています。