96チャンネル・超高スループット Octet® RH96
- 最大96サンプルを同時に分析 - 比類のないスピードで定量または結合実験を実施できます。96ウェルプレート全体のIgGをわずか2分で定量します。
- 32×32エピトープ・ビニングを8時間未満で実施可能 - in-tandemビニングアッセイ、サンドイッチ法、プレミックス法といったアッセイ形式でエピトープ・ビニングを実施できます。上清または溶解液から直接サンプルを分析可能です。32×32エピトープ・ビニングアッセイを8時間未満で完了します。
- 自動化によるワークフローの効率化– マイクロプレートおよびバイオセンサートレイのロードに対応した自動化準備済み設計とロボット対応により、無人運転時間を延長し、担当者の介入を削減します。
IgG力価測定からエピトープ・ビニングまで、Octet® RH96装置は、バイオ医薬品薬物分子の迅速な特性解析と開発を可能にする最先端のハイスループットプラットフォームを備えたラベルフリー分子相互作用分析装置を提供します。
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Octet® RH96の特徴
Octet® RH96 測定ヘッドは設計の柔軟性を提供しており、ユーザーは一度に8、16、32、48、または96サンプルを分析することが可能です。これにより、最大96サンプルまでのカスタマイズされたスループットを考慮に入れることができます。
Dip and Read アッセイは、off-the-shelfのすぐに使用可能なバイオセンサーを用いることで、クルードサンプルにおいても迅速にクローン解離速度解析を可能にします。
96ウェルプレート全体のIgG抗体価測定は、わずか2分で完了いたします。さらに、サンプルプレートのコンパートメントは384ウェルプレートに対応しており、より多くのサンプルスループットを考慮に入れることができます。
Octet® RH96システムを用いることで、エピトープ・ビニングを驚異的な速さで完了させることが可能です。32×32の抗体マトリックスをわずか8時間未満で解析いたします。強力な専用エピトープ・ビニング解析ソフトウェアにより、大規模なデータセットの視覚化と分析が容易に行えます。
Octet® RH96システムは、バイオセンサーをマイクロプレートに収容されたサンプルに浸漬する「ディップ・アンド・リード」技術を採用しております。流路を必要としないため、Octet®システムは稼働時間が長く、オペレーションコストが低減されます。
Octet® RH96 のアプリケーション
ELISA変換
ELISAは結果のばらつき、人為的エラーの影響を受けやすいこと、結果が出るまでの時間がかかることで知られております。ハイスループットのOctet®システムは、これらの制限を克服するよう設計されております。お使いのELISAアッセイをOctet®アッセイへご変更ください。
エピトープ・ビニング
エピトープ・ビニングプロセスは、抗原に対して類似したエピトープ領域に結合する抗体候補を特定し、ビンに分類します。Octet®エピトープ・ビニングアッセイは、抗原に対する2種類の抗体の連続的な結合能を測定する手法です。アッセイの高速性、スループット、卓越した再現性のある特性、専用ソフトウェアツールにより、Octet®プラットフォームは大規模な抗体ライブラリーの解析に最適です。
タンパク質夾雑物検査
バイオ医薬品の製造過程において、タンパク質汚染物質は克服すべき主要な課題です。Octet®プラットフォームによる迅速かつハイスループットなタンパク質解析と、抗CHO HCPキットおよび残留プロテインAキットを組み合わせることで、バイオ医薬品開発者様向けに、汚染物質検査のための迅速かつ使いやすいアッセイを提供いたします。
新型Octet® ARCバイオセンサーのご紹介
RbIgGタンパク質の特徴解析のための信頼性が高く汎用性のあるソリューション
オクテット® ARCバイオセンサーは、リード化合物の同定と最適化、細胞株開発、プロセス開発、品質管理など、幅広いハイスループットアプリケーションに対応する柔軟なプラットフォームを提供いたします。
教育リソース
製品リソース
アプリケーションノート： Enhancing Efficiency And Economics In Process Development And Manufacturing Of Biotherapeutics
PDF | 372.5 KB
バイオ層干渉法（BLI） | 光ファイバーバイオセンサーに基づくバイオレイヤー干渉法（BLI） |
サンプル容量 | 40～80 μL/well（384ウェル傾斜底マイクロプレート）および180～220 μL/well（96ウェルマイクロプレート）、非破壊検査、容易に回収可能 |
データプレゼンテーション | カイネティックトレースまたは濃度結合速度を表示するセンサーグラムエピトープビニングおよびクロスブロッキングマトリックスとトレースオーバーレイ表形式のカイネティックデータまたは濃縮データ |
自動化 | ロボット対応マイクロプレートおよびバイオセンサートレイのロード |
回転数 | 静止状態または100～1500 rpm |
解析温度 | 周囲温度 + 4°C から 40°C まで、1°C 単位で設定可能 |
結合速度定数 (ka) | 101～107 M⁻¹s⁻¹ |
解離速度定数 (kd) | 10⁻⁶～10⁻¹ s⁻¹ |
親和性定数（KD） | 1 mM ～ 10 pM |
ベースラインノイズ（RMS） | <3 pm（8～16 バイオセンサー）； <8 pm（32～96 バイオセンサー） |
ベースラインドリフト | 0.1 nm/時間未満 |
定量範囲 | 32～96バイオセンサー：1000 rpm時 hIgG 0.1～100 μg/mL**；400 rpm時 1.0～700 μg/mL8～16バイオセンサー：1000 rpm時 hIgG 0.05～300 μg/mL**；400 rpm では 0.5～2000 μg/mL |
定量精度 | CV 10%未満 |
分銅 | 200ポンド（90.7キログラム） |
外形寸法（高さ x 幅 x 奥行） | 30.1インチ x 31.5インチ x 31.5インチ（77cm x 80cm x 80cm） |
サンプルタイプ | タンパク質、抗体、ペプチド、血清含有培地（最大25%）、DMSO含有バッファー、VLP、未処理の細胞培養上清、および粗細胞溶解物 |
サンプルプレート | 標準、96-wellおよび384-well、黒色、傾斜底マイクロプレート |
検出可能分子量 | 150 Da以上（8～16バイオセンサー）、5000 Da以上（32～96バイオセンサー） |
