iQue® の保守
ハイスループットスクリーニング (HTS)に対応したiQue®フローサイトメーターは細胞解析におけるコスト削減に貢献する強力なデータ生成ツールです。iQue®システムはザルトリウスのサポートにより、短時間で継続的に信頼性の高いデータを提供し、法規制の順守を確保します。ザルトリウスでは、以下のようなサービスを提供しています。
- 性能の最適化
- ダウンタイムの短縮
- 技術情報の参照
- コストの予算化
- 長期的なコスト削減
カスタマイズされたサービス
長期間にわたり、最適な性能を維持します
ザルトリウスの技術サポートとサービスエンジニアはiQue®に関する技術的なサポートを提供しています。サービスプランはプロセスの効率化や資産の適切な管理等の安心感を追加します。お客様のニーズに合わせた最適なプランがお選びいただけます。
予防プラン
突然の不具合に備えて
予防メンテナンス、アプリケーションサポート、ソフトウェアアップデート等により、継続的な機器の運用が可能です。故障時の包括的な費用補償も含まれています。
迅速プラン
迅速な対応時間
代替不能な機器向けに迅速な応答時間での訪問サービスを提供します。できるだけ早い時間での回復が見込めます。
準拠プラン
査察に備えて
ザルトリウスの法規制環境向けパッケージサービスは機器の性能、迅速なサービス、恒常的な法規制準拠を確保できるため、次回の査察への対応が可能となります。
サービスプラン一覧
| 予防 | 迅速 | 準拠 | |
| 3年間の定額料金 | |||
| アプリケーションサポート | |||
| リモートサポート | |||
| リモート診断 | |||
| 修理 | |||
| 作業料金 | |||
| 出張費* | |||
| サービス訪問 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 消耗品および部品 | |||
| ソフトウェア保守** | |||
| 予防メンテナンス | 年1回 | 年1回 | |
| 優先サービス | |||
| サービス担当者 | 地域別 | 地域別 | |
| PM | OQ | 年1回 | ||
| 適合性検証 |
*出張料金は別途請求させていただく場合があります。詳細は契約書を参照ください。
全てのサービスプランにはソフトウェアの更新と修正が含まれています。
なお、Octet®、Incucyte®、iQue®に関しては、最新のソフトウェアへの無償アップグレードが含まれています。
注:サービスプランには、機器の梱包料金、梱包資材、輸送料金等は含まれていません。別途、9年間のフルパッケージプランを準備しています。これらのプランを超える期間については通常サービスでの対応となります。詳細はザルトリウスまでお問い合わせください。
製品番号
| 予防 | 迅速 | 準拠 | |
|---|---|---|---|
| iQue3® BR | 84MJDBR | 84MKDBR | 84MLDBR |
| iQue3® BR (HD) | 84MJDHD | 84MKDHD | 84MLDHD |
| iQue3® VBR | 84MJDVB | 84MKDVB | 84MLDVB |
| iQue3® VYB | 84MJDYB | 84MKDYB | 84MLDYB |
| iQue5® VYBR | 84MJD5Y | 84MKD5Y | 84MLD5Y |
サービスソリューション
設置サービス
設置時から最適な状態でご使用いただくために
分析機器はその信頼性と性能を当初から発揮するには、適切な設置と設定が不可欠です。ザルトリウスのサービスエンジニアが設置作業を実施することにより、iQue®システムは意図した作動が確保されます。
- 正確な設置
- 再現性のある結果
- 液漏れのない配管
iQue®の適格性検証 (IQ・OQ)
GxP要求への準拠
ザルトリウスの据え付け時および運転時の適合性検証 (IQ・OQ)のサービスは対象の機器が所定の性能や精度を備えていることを検証します。トレーニングを受け、認証されたサービスエンジニアにより実施されるこれらのサービスは包括的なバリデーションとなります。
- 監査の妥当性
- GxP準拠のバリデーション
- トレーニングを受けたメーカーエンジニアによる対応
予防メンテナンス
定期的なメンテナンスでデータの品質を確保
iQue® システムのライフサイクルの延長や信頼性の確保には、定期的なメンテナンスが不可欠です。
ザルトリウスのサービスエンジニアによる細部に及ぶ点検や専用ツールでの調整を行うことにより、お客様の業務に貢献します。
- 円滑な稼働
- 消耗部品の交換
- 機能テストと校正
修理、交換部品
迅速な修理サービスによるダウンタイムの短縮
iQue® システムの完全性を維持することは非常に重要と考えています。ザルトリウスでは高品質と互換性を維持するため、純正部品のみでの対応をしています。
また、迅速および準拠プランでは、リモートサービスや現場対応の両者を優先的にご利用いただけるため、ダウンタイムを削減し、円滑に業務を進めることができます。
- 純正交換部品による性能維持
- 機器に関する深い専門知識
移設サービス
機器の安全な移設
ザルトリウスのサービスエンジニアはiQue®システムの取り扱いや梱包に精通してます。輸送中のシステムを保護するため、専用の梱包資材や知見を利用し、最適な状態での移設を実施します。
- 安心な機器移設
- 最高水準の移設サポート
- 専用の梱包資材
サービスのご依頼
中古機器の可能性を最大限に引き出します
中古機器の導入は費用対効果や環境への配慮が見込めます。iQue®の性能を保証することはできませんが、サービスエンジニアが機器の評価、消耗した部品の交換をして最大の性能となるよう対処します。
- 費用対効果、環境への配慮
- 最大の性能へ対処
- サービスエンジニアによる評価
よくあるご質問
iQue®とコンピューターもしくはネットワーク端子との接続に間違いがないか、Ethernetケーブルを確認してください。
PCのディスク容量を確認し、バックアップに必要なディスク容量を確保してください。必要に応じて古いバックアップファイルを削除してください。
iQue®の電源が入っていることを確認し、コントローラーのForecyt®ソフトウェアをリセットしてください。
エラーの処理をしても問題が解決しない場合、iQue®の電源リセットを行ってください。このリセットは一旦、機器のメイン電源を切り、システム全体の再起動を行います。
まず、Forecyt®の検出器の電源を切り、背面右側の電源ケーブル端子付近の電源スイッチにて機器の電源を切ります。その後、電源を入れ直してください。この操作により、機器が拡張スタートアップでクリーニングされます。空気や異物が除去されるまで、このリセットによるクリーニングを2~3回繰り返します。エラーが表示されなくなった後、検出器の気泡除去を行ってください。
カートリッジを取り外し、液面を確認してください。必要に応じて、コントローラーのウィンドウで機器の交換もしくはリセットを行ってください。
プローブやチューブを取り外し、もしくは交換する際は、デッキ高のキャリブレーションを必ず行ってください。
また、サンプラーからペリスタポンプまでのチューブに動きが妨げられない程度の余裕があることを確認してください。
前回のプローブやチューブを交換した日付を確認、また、詰まりを解消します。必要に応じて、消耗品を交換し、プローブやチューブの洗浄を実施してください。
正確な結果が得られるように、サンプルが適切にゲート設定されていることを確認します。バリデーションビーズの新しいバイアルを調整する際は、バリデーションビーズ 2適とQsol®バッファー溶液 300uLを用いてください。
仕様に従って新しいビーズプレップを準備してください。プローブとチューブがベリスタポンプに正しく装着され、ペリスタポンプのクリップに挟まれていないことを確認してください。
システム内部に異物が混入するとバックグラウンドノイズが高くなることがあります。このような場合、クイッククリーニングや気泡除去を実施してください。また、流路内の液体を全て交換することも必要です。ボトルステーションのシースボトルを空にして、汚染除去後に再充填してください。
Qmax取扱説明書の定期メンテナンスを参照して流路のフラッシュを行った後、シースフィルターを交換してください。カーボイボトルの液面を点検し、フロートが正しく作動していることを確認します。フロートの誤作動により、液面レベルが誤って表示され補充やアラート等が正しく機能しないことがあります。
iQue®の電源が入っていることを確認し、Forecyt®ソフトウェアを再起動してください。iQue®とコンピューターもしくはネットワーク端子との接続に間違いがないか、Ethernetケーブルを確認してください。
ボトルステーションのDVIケーブルがiQue®のDVI端子及び他の機器に正しく接続されていることを確認してください。
注)不具合が解消できない場合、ザルトリウスにご連絡ください。内部のDVIケーブルのバイパス接続等のサポートをさせていただきます。
QC不具合の解説
ビーズカウント数はQCテスト中にカウントされたイベント数を決定する指標です。
ビーズカウント不良の主な原因:
ビードの準備と保管
- 調整済みビーズは 2~ 8℃で保存し、5日以内に使用するようにします。
- ビーズは 1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング直前にボルテックスミキサーで混合して調整してください。
プローブ、チューブ
- プローブやチューブは経時的な劣化や目詰まりを起こすことがあります。
このため、チューブは 20時間使用毎に交換してください。
流路のメンテナンス
- 流路のメンテナンスではインラインシースフィルター、フルードリンク、ボトルフィルター等の交換を行います。稼働時間が176時間を超えた際、または2ヵ月毎にこの流路のメンテナンスを実施してください。
推奨されるメンテナンス
- プローブとチューブは交換した後、洗浄を実施してください。
- 稼働時間が176時間を超えた際、流路のメンテナンスを行ってください。
- クリーニングは以下の手順で実施してください。
– 検出器の目詰まり除去
– 検出器の気泡除去
–検出器のクイッククリーニング
- 新しいビーズの調整は、1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング、もしくはQC実行直前にボルテックスミキサーで混合してください。
ビーズ%はシステム全般の洗浄度を示す指標です。QC試験中に記録されたイベントの25 %以上が開閉されたビーズのメイン集団の範囲外にある場合、システムが汚れていることを示しています。
ビーズ%の不良例:
ビーズ%不良の主な原因:
- プローブおよびチューブの劣化やコンタミネーション
- ボトルステーション内の溶液やシースボトルのコンタミネーション
- ボトルフィルターやインラインシースフィルターの劣化
推奨されるメンテナンス:
- プローブとチューブは交換した後、洗浄を実施してください。
- ボトルステーション内の全ての溶液、もしくはカートリッジを交換してください。
- ボトルステーション内のシースボトルを空にし、デコンタミネーション後、再充填してください。
- 前回の流路メンテナンスから稼働時間が176時間以上経過している場合、流路のメンテナンスを実施してください。
- 以下のクリーニングを実施してください。
– 検出器の目詰まり除去
– 検出器の気泡除去
– 検出器のクイッククリーニング
- 新しいビーズの調整は、1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング、もしくはQC実行直前にボルテックスミキサーで混合してください。
CVはフローセルへのレーザー光のコリメーションを評価しています。
CV不良の例:
CV不良の主な原因:
- 定期的なメンテナンスの不足
- プローブとチューブの接続部(フュールドリンク)、またはフュールドリンクと検出器の接続部からの液漏れ
- 機器の振動によるレーザー光の発散
推奨されるトラブルシューティング:
- プローブとチューブを交換し、その後プローブとチューブの清浄を行ってください。
- 前回実施から稼働時間が176時間近く、または176時間を超えている場合は、流路メンテナンスを実施してください。
- 以下のメンテナンスをお勧めします。
- 検出器の詰まり除去
- 検出器の気泡除去
- 検出器のロングクリーニング
クリーニングの際、プローブとチューブの接続部(フュールドリンク)、もしくはフュールドリンクと検出器の接続部からの液漏れがないか確認してください。
- プローブとチューブの接続部(フュールドリンク)からの液漏れが認められる場合、ザルトリウスまでご連絡ください。
- フュールドリンクと検出器の接続部で液漏れが認められた場合、フュールドリンクが正しく、確実にねじ込まれていることを確認してください。
- 新しいビーズの調整は、1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング、もしくはQC実行直前にボルテックスミキサーで混合してください。
平均トップピーク (TMP)は検出器の光電子増倍管 (PMT)モジュールのバイアス電圧を評価する指標です。
光電子増倍管不良の主な原因
- 定期的なメンテナンスの不足
- プローブとチューブの接続部(フュールドリンク)、もしくはフュールドリンクと検出器接続部からの液漏れ
- 装置の振動によるレーザープロファイルの拡大
以下のメンテナンスをお勧めします。
- プローブとチューブの交換と洗浄
- 流路メンテナンス(前回から稼働時間が176時間以上経過している場合)
- 以下の手順でクリーニングを実施してください。
– 検出器の目詰まり除去
– 検出器の気泡除去
– 検出器のロングクリーニング
4分間のプライミングを実施し、プローブとチューブの接続部(フュールドリンク)、およびフュールドリンクと検出器の接続部に液漏れがないか確認してください。
- プローブとチューブの接続部(フュールドリンク)に液漏れが認められる場合、ザルトリウスまでご連絡ください。
- フュールドリンクと検出器の接続部で液漏れが認められた場合、フュールドリンクが正しく、確実にねじ込まれていることを確認してください。
- 新しいビーズの調整は、1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング、もしくはQC実行直前にボルテックスミキサーで混合してください。
機器の目詰まりが原因でQC試験が様々な指標で不合格となることがあります。
目詰まりの主な原因
目詰まりは、機器の洗浄度の低下、消耗品の劣化や目詰まり、フィルターの劣化、サンプルの種類、サンプルの前処理、実験手法等、様々な原因により発生します。
目詰まりによるQC試験の不合格例:
- ビード分布は左下から右上へ向かうスミアパターンとして現れます。
以下のメンテナンスをお勧めします。
- プローブとチューブの交換と洗浄
- 流路メンテナンス(前回のから稼働時間が176時間以上経過している場合)
- 検出器の目詰まり除去クリーニング
- 新しいビーズの調整は、1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング、もしくはQC実行直前にボルテックスミキサーで混合してください。
装置内部の流路等に空気が混入してしまうと、QC試験が様々な指標で不合格となることがあります。
流路への空気混入の主な原因:
ボトルステーションやインラインシースフィルターの接続部が緩んでいると、流路内に空気が混入してしまうことがあります。
空気混入によるQC試験不合格例:
以下のメンテナンスをお勧めします。
- ボトルステーションの全ての接続部が確実に接続されていることを確認します。
- ボトルステーションの全てのボトルに対するチューブ(流路)の接続確認
- インラインシースフィルターの接続部の確認
- 検出器の気泡除去クリーニング
- 新しいビーズの調整は、1.5 mLのマイクロ遠心チューブを用いて、 300 μLのバッファー溶液(1% PBS, 0.1 % BSA)にピーズ 2適を加え、サンプリング、もしくはQC実行直前にボルテックスミキサーで混合してください。
電話でのお問い合わせも承ります。
03-6478-5200(内線 4番)