CHO細胞株開発サービス

高性能な細胞株は、堅牢なタンパク質生産プロセスの確立に不可欠です。しかし、厳しい開発スケジュール、ファーストインクラスを目指すプレッシャー、限られたリソース、そして分子の高度化により、試行錯誤に依存する開発はますますリスクが高まっています。

ザルトリウスのCHO細胞株開発サービスは、設計されたCHO宿主細胞株、データ駆動型のワークフロー、そして経験豊富な科学者の知見を組み合わせ、DNAからIND申請準備段階まで、確かな意思決定を支援します。スタートアップから大規模バイオテクノロジー企業まで、分子特性、リスクプロファイル、社内体制に応じて最適なプログラムをご提供します。細胞株開発のフルアウトソーシングはもちろん、自社でプラットフォーム運用を可能にする技術ライセンスにも対応しています。  

本サービスは、豊富な専門知識と最先端技術に基づいて構築されています。2025年には、細胞株開発の分野で高い評価を受けるCellcaをザルトリウスに統合してから10周年、さらにCellca創業から20周年を迎えました。こうした革新と実績の蓄積により、お客様の課題に即した実効性の高いソリューションを提供します。

柔軟性を重視した本サービスは、バイオ企業のニーズを最優先に設計されています。社内に開発機能がない場合はもちろん、工程の一部のみ支援が必要な場合でも、専任チームがお客様と緊密に連携し、IND申請準備までの確実かつ効率的なプロセスを構築します。

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新たに設計された遺伝子改変CHO宿主

合理的に設計された遺伝子改変CHO宿主が、生産性と安定性をどのように向上させ、細胞株開発における確実性を高めるのかをご紹介します。
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IND申請準備完了原料への確実な道筋

開発スケジュールが限られ、分子が複雑化する中では、予測可能な成果と確かな実績を持つ、信頼できる細胞株開発パートナーの存在が不可欠です。

ザルトリウスのCHO細胞株開発プラットフォームは、設計された宿主細胞株、最適化された発現ツール、カスタマイズされた培地システム、データに基づく予測・スクリーニングツール、そして堅牢なスケールダウンモデルを統合しています。これにより、DNAからIND申請対応材料までの信頼性の高い開発プロセスを実現します。

この進化し続けるプラットフォームは、現在求められる高いパフォーマンスを支えています。その成果は、多様なプロジェクトにおいて当社チームが積み重ねてきた一貫した実績にも明確に表れています。

リソースセンター |複雑な分子のためのCHO細胞株開発

ウェビナー、論文、ケーススタディ、インサイトにアクセスして、細胞株開発の課題に取り組むのに役立ちます。

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データ駆動型プロセスによるスピードと品質の両立

信頼できる細胞株開発パートナーには、高収量かつ安定した細胞株を一貫して提供し、最適な製品品質を実現することが求められます。

ザルトリウスでは、経験豊富な科学者と先進的な技術を基盤としたデータ駆動型のアプローチにより、すべての意思決定を確かなエビデンスに基づいて行っています。これにより、品質を損なうことなく開発を加速し、最適な細胞株の選定に確信をもたらすとともに、将来の医薬品開発に向けた強固な基盤を構築します。

  • プロセス最適化前の段階においても、極めて高い力価および生産性を実現
  • 従来型モノクローナル抗体(mAb)から複雑なタンパク質まで、多様な分子タイプに対応
  • 自動化、高スループットスクリーニング、およびAI/機械学習による予測モデリングを活用し、データ駆動型の意思決定を支援
  • 迅速な納品体制:研究用セルバンク(RCB)は9週間以内に提供、マスターセルバンク(MCB)の製造およびリリースは9か月以内に完了

先進的なプラットフォーム技術により、高生産性クローンを迅速に提供し、細胞株開発(CLD)期間を大幅に短縮した当社の取り組みについて、ぜひご覧ください。

記事を読む

Louis Demers

Parvus Therapeutics(米国)

細胞株の力価は目標値を大きく上回りました。パーバスとの連携のもと、非常に高い生産性を持つクローンを実現していただいたザルトリウスのパフォーマンスに大変満足しています。

330件以上のプロジェクト実績

複雑な細胞株開発プロセスにおいて、コストを伴うリスクを回避するためには、豊富な経験とノウハウが不可欠です。ザルトリウスは、多様なプロジェクトで培った知見により、お客様の開発を確かな形で支援します。

  • 15年以上にわたる経験と実績に加え、330件以上の細胞株開発プロジェクトを完了
  • 85以上の分子が臨床段階に到達、うち10分子が市場承認取得
  • 複数のお客様と長期的なパートナーシップを構築(15件以上の継続協業実績)

バイオテクノロジー企業のお客様(米国カリフォルニア州)

プロジェクトの成果に大変満足しています。当初のスケジュールは計画通りに達成され、非常に困難な分子であったにもかかわらず、期待を上回る収量を実現しました。また、ザルトリウスのチームは対応が迅速で、専門性が高く、非常に協働しやすいパートナーでした。

ザルトリウスのCHO細胞株開発プラットフォームの主要要素

CHO細胞株

遺伝子改変CHO宿主細胞株

  • 高いタンパク質発現能を有する、合理的設計に基づく遺伝子改変宿主細胞株
  • cGMP規制要件を満たすため、試験および文書化を実施済み
  • 化学組成既知培地における浮遊培養に対応
  • 高い増殖性(倍加時間:15~16時間)
  • 70世代以上にわたる長期安定性

発現ベクター

  • 発現量の向上と安定性強化のために最適化された遺伝子要素(プロモーター、シグナルペプチド、UTR、S/MAR要素を含む)

  • 選択剤を必要としない代謝選択システム

  • 知的財産面での高い自由度(Freedom-to-operate)

  • 単一遺伝子および多遺伝子製品の双方に最適化

4Cell® SmartCHO 細胞培養用培地

  • 化学組成既知・タンパク質フリーの培地およびフィード

  • ザルトリウスの生産細胞株の増殖性および生産性を最大化するよう設計

  • フェドバッチおよびパーフュージョンの両プロセスに対応

  • 液体(ボトル/バッグ)および粉体で提供

  • 初期開発から商用生産までの安定供給体制を確保

  • 遺伝子改変CHO細胞株と相乗的に機能するよう設計され、高く安定したタンパク質発現を実現

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バイオ医薬品製造プロセス設計

  • Ambr®およびベンチトップ型バイオリアクターから、パイロットスケールおよびGMP製造スケール(最大2,000L)までのシームレスな技術移管
  • 日常的なプロセス最適化やスケーラビリティ検証の必要性を最小限に抑制
  • 必要に応じて、ハイスループットなAmbr® 250システムを用いたプロセス条件およびフィードプロファイルのさらなる最適化が可能

データ駆動型の細胞株開発を実現する遺伝子改変CHO宿主細胞株

細胞株開発の成果は、コア技術の性能に大きく依存します。ザルトリウスの遺伝子改変CHO宿主細胞株は、優れた生物学的基盤を提供し、高い生産性と優れた安定性を両立します。これにより、開発初期から信頼性の高いデータ取得が可能となり、プロジェクトの進行に伴う意思決定の精度向上に貢献します。

ホスト細胞はどのように設計されたのか
プロテオミクスプロファイリングを通じて、CHO宿主細胞をマッピングし、特にエネルギーを大量に消費する67の内因性タンパク質を特定しました。次に、CRISPRを介した遺伝子編集を用いて、包括的なノックアウト研究を実施し、発現力価と生産性を大幅に向上させるターゲットを特定しました。

その結果、異なるタンパク質タイプにわたって一貫した高い製品品質を維持しながら、 力価を最大2倍、細胞特異的生産性を最大3倍に向上させるという大幅な性能向上を有する新規CHO宿主細胞株*が誕生しました。

これは細胞株開発プロジェクトにどのような意味を持つのか
これらの宿主細胞の改良を当社の細胞株開発プラットフォームに統合することで、以下を実現します:

  • モノクローナル抗体(mAb)、複雑タンパク質、バイオシミラーにおいて、より高く一貫した生産性
  • 長期培養における安定発現により、プロセス開発、スケールアップ、および技術移管において信頼性の高い性能を発揮
  • 強化プロセス(intensified process)を含む幅広いプロセス適応性を実現し、28日間のパーフュージョン培養で最大2倍の力価向上

ザルトリウスのCHO細胞株開発(CLD)サービスの詳細について、ぜひご覧ください。

*本宿主細胞株はFreedom-to-operateを有しており、関連するライセンス費用は発生しません。

多様なモダリティで実証された確かな成果

ザルトリウスのCHO細胞株開発サービスチームは、新規バイオ医薬品からバイオシミラーまで、複雑で難易度の高い分子にも対応可能な包括的な技術力を有しています。各プロジェクトでは、分子ごとの特性に応じて発現ベクターを最適化し、それぞれの要件に合わせたカスタムワークフローを構築します。

 

モノクローナル抗体(mAbs)は、ザルトリウスが最も豊富な経験を有するタンパク質分子の一つです。これまでに180件以上のモノクローナル抗体プロジェクト(IgG1~4)を完了し、力価は最大10 g/Lに達しています。これらの分子のうち50件以上が臨床段階に進んでおり、さらに10件が商業生産段階に到達し、市場での使用承認を取得しています。

 

過去10年間にわたり、ザルトリウスのサービスは、多様な構造を有するさまざまな二特異性標的分子の開発を支援してきました。IgGおよび非IgG(Fc領域を欠く)二特異性抗体の発現において、お客様向けに実績を有しています。

二特異性および多特異性抗体では、鎖の正確な組み立てと分子完全性の厳密な管理が極めて重要です。適切なクローンの選定に際しては、正しい組み立て、糖鎖プロファイル、電荷バリアントといったタンパク質の品質特性を詳細に評価することで、開発遅延のリスク低減に貢献しています。

これまでに、約40件の二特異性抗体プロジェクトを完了し、発現量は7 g/L以上に達しています。これらの分子のうち、十数件が臨床開発段階に進んでいます。

 

ザルトリウスのチームは、酵素機能を有するタンパク質、Fc領域に融合したVHHナノボディ、Fc融合糖タンパク質、さらには異なるFcフラグメントを有する三量体分子など、多様なFc融合タンパク質を発現する細胞株の開発に実績を有しています。

これらのプロジェクトでは、酵素活性などの製品関連特性が維持されていることを確認するため、専門家による詳細なダウンストリーム解析を実施しています。

これまでに、50件以上のFc融合タンパク質プロジェクトを完了し、力価は最大7 g/Lに達しています。これらの分子のうち、十数件が臨床開発段階に進んでいます。

 

対象タンパク質にFc領域を持たない場合、細胞株開発および生産において特有の課題が生じます。しかしザルトリウスは、酵素、ホルモン、糖タンパク質を含む40件以上の非抗体製品プロジェクトの実績を有しており、最大8 g/Lの力価を達成することで、これらの課題に対応できることを実証してきました。これらの分子のうち、約10件が臨床開発段階に進んでいます。

Fc領域を欠くことにより、力価測定、タンパク質品質評価、ダウンストリームプロセスにおいて分子特異的な対応が求められます。さらに、正しいタンパク質のアセンブリを確保するためには、綿密なモニタリングが不可欠です。ザルトリウスは、対象タンパク質の切断を補助する酵素の共発現を伴うような複雑なプロジェクトにも対応しています。

ザルトリウスのアプローチは、早期スクリーニングと柔軟なプラットフォームプロセスに基づいています(例:対象タンパク質に応じて、同時または逐次トランスフェクションに対応可能)。

バイオシミラー

バイオシミラー製造用の細胞株開発においては、市場承認を得るために高い力価と先発品との製品類似性の両立が極めて重要です。ザルトリウスでは、英国グラスゴーのバイオ医薬品試験施設に所属する専門科学者の分析技術を活用し、先発品バッチにおけるタンパク質の品質特性を詳細に解析しています。 

細胞株確立段階では、広範なアプローチを採用し、小規模フェドバッチ条件下で通常の約2倍のクローンを拡大・スクリーニングすることで、Ambr®15培養における最有望株を選定します。クローンは力価および翻訳後修飾に基づいて評価され、お客様の要件に応じて拡張プロセスをカスタマイズします。さらに、施設内での詳細分析(オプション)により、リードクローンの迅速な選定を支援します。

リードクローン選定後は、プロジェクトの最終化および技術移管に合わせてプロセスおよび培地の最適化を実施し、力価および製品品質特性(PQA)の向上を図ります。

これまでに約30件のバイオシミラープロジェクトを成功裏に確立し、最大9 g/Lの力価を達成しています。そのうち3分子が市場使用の承認を取得しています。

Gedeon Richter Plc(ハンガリー)

プロジェクト全体、プロジェクトリード、そしてコミュニケーションに大変満足しています。力価は非常に高く、バイオシミラーの品質最適化に向けて十分な余地がある点も高く評価しています。また、単クローン性の達成における課題についても適切に対応いただき、ポジティブな成果として受け止めています。

ザルトリウスのCHO細胞株開発サービス

CHO細胞株開発のパートナー

ザルトリウスのドイツ・ウルムにある最先端の細胞株開発施設では、年間50件のプロジェクトに対応可能であり、遺伝子配列の受領後、速やかに新規プロジェクトを開始します。戦略的パートナーとして、カスタマイズされたワークフロー、データドリブンな意思決定、そして明確な技術指針の提供を通じて、財務面および科学面における不確実性の低減に貢献します。

専任の1対1の技術・プロジェクトサポートにより、各開発段階でのデータ解釈を支援し、プログラムを確信を持ってIND申請へと導きます。また、隠れた費用やロイヤルティ、マイルストーン費用のない明確な商業条件を提供しています。柔軟な従量課金モデルと透明性の高い価格体系により、予算管理を容易にし、プロジェクト全体のコントロール向上を支援します。

細胞株開発センターオブエクセレンスのバーチャルツアー

ドイツ・ウルムにあるザルトリウスの細胞株開発センターオブエクセレンスのバーチャルツアーをぜひご覧ください。さらに詳しく知りたい方は、現地視察にお申し込みのうえ、施設を実際にご体験いただけます。
お問い合わせはこちら

CHO細胞株開発を次のステージへ

細胞株開発プロジェクトはそれぞれ異なりますが、当社の実績あるワークフロー、堅牢な技術基盤、そして比類のない専門性により、DNAからIND申請に至るまで一貫した信頼性を提供します。柔軟な作業パッケージを通じて、お客様それぞれのニーズに合わせた最適なサポートを実現します。

ワークフローの各ステップの詳細をご覧ください

専門家の声

Yash Patel

プロダクトマネージャー |細胞株開発サービス

「AIのサポートと、大量の増殖および発現データを処理する能力により、シングルセルクローニングから最初の4日以内に高産生クローンを予測できるため、CLDプロジェクトのリスクが軽減され、信頼性の高いクローン選択が可能になります。」

Aude‑Sophie Cochet‑Pinardon

営業開発スペシャリスト部長 |細胞株、培地、試験ソリューション

「自動化とパーフュージョンモジュールなどのテクノロジーを使用して、スケジュールを短縮し、生産性を向上させると同時に、CHO CLDプラットフォームを継続的に革新して、新しい分子とプロセスにより高い柔軟性を提供します。」

Romina Gandenberger von Moisy

営業開発スペシャリスト部長 |細胞株、培地、試験ソリューション

「タンパク質フォーマットが複雑化する中、当社はお客様と緊密に連携して、ベクタークローニングの早い段階で鎖のバランスを取ります。これにより、最終細胞株が生産的で安定し、目的の機能性タンパク質を真に発現するようにしています。」

Melanie Mann

CLDオペレーション担当マネージャー

「バイオシミラーの場合、すべては細胞株から始まります。私たちは数百のクローンをスクリーニングして、オリジネーターのプロファイルに一致させ、基本的にプロセスに類似性を組み込むことで、自信を持ってバイオシミラーを開発できるようにします。」

Lukas Klein

科学者

「プロセス強化は、強力で安定した細胞株上に構築されている場合に最も効果的です。両方が連携していれば、自信を持ってパフォーマンスを新たなレベルに押し上げることができます。」

Sandra Klausing

製品開発責任者 |細胞株および培地

「当社は、CHO細胞株と開発プラットフォームを常に革新・進化させ、より優れた宿主細胞、新しい遺伝子統合技術、プロセス強化、AI駆動のクローン選択を統合して、より高い力価、より高品質、より迅速で柔軟なワークフローをお客様に提供しています。」

細胞株開発のその先へ

プロセス開発

さらなるプロセス最適化が必要な場合、当社の経験豊富なアップストリームプロセスチームが、Ambr® 250技術、実験計画法(DoE)、および多変量データ解析(MVDA)を活用して支援します。これらのツールにより、プロセス条件、フィード戦略、添加剤の最適化を効率的に実施することが可能です。

ザルトリウスのプロセス開発支援には、ベンチトップ型バイオリアクターへのスケールアップが標準的に含まれており、後続の大規模生産への円滑な技術移管を実現します。また、初期段階のダウンストリームプロセス開発として、タンパク質捕捉、ウイルス不活化、限外ろ過/透析ろ過(UF/DF)、およびポリッシング工程を含む精製プロセスにも対応しています。

原料生成

IND申請の遅延を回避するため、細胞株開発が進行中の段階から、製剤開発および初期ダウンストリーム試験を開始することが可能です。ザルトリウスでは、細胞株の技術移管前に、25 L揺動型バイオリアクターを用いてお客様のクローンから製造したプールベース材料または初期材料を提供し、これらの取り組みを支援します。

試験サービス

包括的な細胞株特性解析には、複雑なアッセイ開発が伴い、専門的な知識と多くのリソースを必要とします。ザルトリウスでは、アッセイライフサイクル管理と、GMP適合・バリデーション済みの即応可能なアッセイパッケージおよびプラットフォーム(英国グラスゴーのGMP試験施設より提供)を通じて、規制要件への対応を支援するとともに、社内リソースの効率的な活用を可能にします。

また、ハイスループットかつデータリッチな解析基盤に基づく実績あるワークフローと、単一窓口によるサポートにより、バリデーションからロットリリースまでの製品および細胞株特性解析を一貫して支援します。

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セルバンキングサービス

ザルトリウスの専用GMPセルバンキング施設(英国ニューハウス)および専門サポートチームは、試験済みのMCB(マスターセルバンク)を約4か月で提供する体制を確立しています。

閉鎖系製造システムを採用し、バイアルの開栓・充填・再栓を自動化することで、せん断応力を最小限に抑えるとともに、処理時間を大幅に短縮します。これにより、十分な細胞密度と生存率を備えた高品質な細胞バンクを実現し、遅延なく生産工程への円滑な移行を可能にします。

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細胞培養用培地サービス

対象分子に特有の製品品質要件がある場合や、力価が期待を下回る場合には、プロジェクトごとのニーズに応じて最適化アプローチをカスタマイズします。

ザルトリウスでは、ハイスループット培養基盤、自社開発による豊富な培地・フィードライブラリー、幅広いバリデーション済み培地分析手法、そして高度なデータ解析技術を組み合わせることで、プロトタイプおよびパイロット用粉末培地を含む迅速かつ効果的な培地最適化を実現します。

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細胞株開発のカスタマイズオプション

細胞株開発プロジェクトが進むにつれ、効率性、パフォーマンス、スケーラビリティの重要性はますます高まります。内部のワークフローや将来のスケーラビリティ要件に適合しない固定的なサービスに縛られてしまうと、臨床段階への移行が妨げられる可能性があります。

ザルトリウスでは、お客様のプロジェクトの進展に応じて、細胞株開発サービスパッケージを柔軟に進化させることが可能です。多様な技術基盤、専門家によるサポート、そして柔軟なワークパッケージにより、適応性の高いソリューションを提供します。お客様の成功を確実にし、将来を見据えたプロセス構築を支援するための各種カスタマイズオプションについて、ぜひご覧ください。

ザルトリウスの従来型DNA to Poolアプローチでは、大規模なプールを構築し、複数の分子候補を並行して評価することで、細胞株開発プロジェクトにおけるリスク低減を実現します。

本アプローチでは、フェドバッチ培養試験を通じてプールを評価し、最適なコンストラクトの選定に必要なデータ(例:製品品質特性(PQA)および発現性能)を取得するとともに、追加試験に向けた少量スケールのサンプルを生成します。これにより、意思決定プロセスが効率化され、時間およびリソースの削減が可能となるとともに、本格的な細胞株開発に進むための最適なコンストラクトを確信を持って選択することができます。

これらの研究活動は、ザルトリウスの施設内で実施することも、お客様施設にてザルトリウスの「社内DNA to Pool活動向け研究技術ライセンス」を活用して実施することも可能です。

分子に対して事前に定義された品質プロファイルが求められるお客様向けに、ザルトリウスではミニプールを用いた代替アプローチも提供しています。トランスフェクションおよびミニプール構築(ならびにセルバンキング)の後、小スケールのフェドバッチ培養を継続的に実施し、プールバリアントの評価および試験用材料の生成を行います。

本アプローチの目的は、製品品質特性(PQA)に基づいて最適なミニプールを特定し、シングルセルクローニングへと進めることにあります。最終的には、この手法によりリードクローンが目標とする品質プロファイルを確実に示すことを可能にし、細胞株開発プログラム全体のリスク低減に貢献します。

ザルトリウスの大規模プールおよびミニプールの両アプローチでは、毒性試験に用いる初期材料(最大50 g)を生成することが可能であり、重要品質特性(CQA)が最終クローンと同等であることを確保します。

これにより、細胞株開発プログラムの進行と並行して、アップストリームおよびダウンストリームのプロセス開発ならびに製剤開発を開始することが可能となり、化学・製造・品質管理(CMC)全体の開発スケジュール短縮に貢献します。

細胞株開発キャンペーンから得られた結果の一例を示します。左図は増殖性および生存率、中央図はバイオリアクター培養におけるプールとリードクローンの力価、右図は製品品質を示しています。

ザルトリウスのFUT8ノックアウト細胞株は、バイオ医薬品開発における治療効果および製品の一貫性を向上させます。

これらの細胞株は、フコシル化を排除するとともに、免疫エフェクター細胞に対する抗体結合親和性を向上させることで、抗体依存性細胞傷害(ADCC)を増強します。また、均一な糖鎖パターンを実現し、再現性および信頼性の高い製品品質を確保します。

ザルトリウスの専門チームは、FUT8ノックアウト細胞株をお客様の開発プロセスに10週間以内で統合することを支援します。遺伝子バリデーションおよび機能評価は、iQue® 3スクリーナーを用いたフローサイトメトリーにより実施されます。本プロセスにより、生産性および性能に影響を与えることなく、長期にわたり安定したアフコシル化を実現します。さらに、本技術はライセンスフリーでご利用いただけます。

内部開発結果の一例として、野生型(WT)およびFUT8ノックアウト(KO)細胞株における比較データを示します。左図は増殖性および生存率、中央図は力価および比生産性(Qp)、右図は製品品質を示しています。結果は上位4クローンの平均値です。

ザルトリウスのカスタム遺伝子ノックアウトサービスは、特定の生産ニーズに対応するためのカスタマイズされたソリューションを提供します。これには、増殖特性、代謝経路、糖鎖修飾パターン、タンパク質発現レベルの最適化が含まれます。

ザルトリウスは、CHO宿主細胞のゲノムに関する深い知見と高度なエンジニアリング技術を活用し、遺伝子および代謝経路を精密に改変します。これにより、性能を損なうことなく、規制要件を満たし、長期安定性を備えた最適化細胞株の開発を実現します。

業界では、経済効率および持続可能性の向上を目的として、プロセス強化への移行が進んでいます。アップストリームプロセスの強化により、バイオリアクター単位体積あたりの生産性を大幅に向上させることが可能であるため、早期段階から戦略的に検討を開始することが重要です。

ザルトリウスでは、Ambr® 15およびAmbr® 250を用いた各種スケールダウンツールを提供しており、パーフュージョン培養に最適なクローンの直接選定や、細胞株開発段階における高濃度播種フェドバッチ(HIFB)の導入が可能です。これらのツールにより、対象分子に最適なプロセス強化条件を特定することができます。

また、細胞株開発ワークフローは、Ambr® 15を用いたクローンスクリーニングおよび選定においてパーフュージョン模擬条件を適用することで、パーフュージョンモードに対応可能です。さらに、強化プロセスの性能は、スケールアップ前にベンチトップスケールで評価および最適化することができます。
 


細胞株開発キャンペーンの結果の一例として、Ambr® 15における標準フェドバッチ(FB)モードとパーフュージョン(PI)モード(未最適化)で培養した上位4クローン(C2、C10、C22、C24)の比較を示します。

社内開発結果として、リードクローンのAmbr® 250スケールにおける高濃度播種フェドバッチ(HIFB)モード、および5 Lスケールにおける標準フェドバッチおよびHIFBモードでの製品力価の経時変化を示します。

ザルトリウスの内部データでは、HIFBは標準フェドバッチと比較して生産性を約2倍に向上させることが確認されており、力価の向上とプロセス期間の4日間短縮により達成されます。また、本プロセスはAmbr® 250からベンチトップスケール(5 L)へ良好なスケールアップ性を示します。

細胞株開発プロセスの後期段階においても、フェドバッチからプロセス強化への移行は可能です。強化適性はクローン依存性が高いものの、フェドバッチで選定された多くの細胞株がプロセス強化に対して高いポテンシャルを有しています。

ザルトリウスの専門チームは、デジタルシミュレーションツールを活用し、フェドバッチデータに基づいた最適なパーフュージョンクローンの選定を支援します。また、生産性および品質プロファイルのさらなる向上に向けて、Ambr® 250を用いた真のパーフュージョン条件下での培地およびプロセス最適化も実施可能です。

ザルトリウスの実績ある柔軟なアプローチにより、細胞株開発にとどまらず、その先の安定した生産体制の確立を実現します。初期段階から長期的な性能、スケーラビリティ、および規制要件への適合を重視することで、臨床段階および商業生産段階への移行に伴うリスクを最小限に抑えます。

ザルトリウスのFreedom to Operate(FTO)により、当社の細胞株は高い移管性を備えており、お客様が選択される任意のCDMOへ円滑に技術移管することが可能です。ザルトリウスは、これまでにあらゆる地域において規模の異なる25社以上の製造サービスプロバイダーへの技術移管を成功させてきました。さらに、細胞株をお客様の自社施設へ直接移管することも可能であり、バイオ医薬品製造プロセスを完全に制御する柔軟性をご提供します。

細胞株開発からGMP製造に至るまでのワンストップソリューションをお探しですか?ザルトリウスは、世界各地の厳選されたCDMOパートナーとの戦略的提携を通じて、シームレスなエンドツーエンドの開発プロセスを提供しています。

ザルトリウス社の細胞株開発サービスは、パートナー企業のソリューションに統合されており、プロセスの効率化と両社の専門性を組み合わせた付加価値をお客様に提供します。

  • 確立された製造プロセスを有するCDMOプラットフォームへの、ザルトリウスCHO細胞株の円滑な移管およびスケールアップ
  • ザルトリウスとCDMOチーム間の緊密な連携と調整されたスケジュールにより、シームレスな技術移管を実現
  • 事前に整備された契約枠組みと効率化された手続きにより、製造スロットの確保および安定した培地供給を実現
  • 細胞株開発から医薬品製造までの包括的なサービスにより、生産性および製品品質を最適
  • 主要な製造パートナーおよび専門性の高い細胞株開発プロバイダーとの連携により、標準的なタンパク質から複雑な分子まで効率的に対応

最適な細胞株開発環境の選択  

あらゆるプロジェクトに対応する柔軟な作業パッケージ


ザルトリウスの汎用性の高いサービスは、あらゆるプロジェクトニーズに合わせて柔軟に構成・カスタマイズが可能です。これにより、お客様はプロジェクトの主導権を維持しながら、高度なCHO細胞開発技術と専門知識を最大限に活用することができます。

アウトソーシング、ライセンス供与、またはハイブリッド型サポートなど、お客様のニーズに最適な支援レベルを選択いただけるため、初期開発から商業化に至るまでシームレスに対応できます。また、隠れた費用、ロイヤルティ、マイルストーン支払いのない明確な商業条件を提供しています。従量課金型モデルと透明性の高い価格体系により、予算管理の柔軟性を確保しつつ、プロジェクト全体を主体的にコントロールすることが可能です。

本作業パッケージは包括的なものではありますが、すべてを網羅するものではありません。さまざまな分子タイプに対応するプロセス最適化、試験用材料の製造、分析などを含むカスタマイズプロジェクトについては、ザルトリウスの細胞株開発専門チームまでお問い合わせください。

専門家に相談する

受託細胞株開発

細胞株開発プロセスの一部または全体を、ザルトリウスに委託いただけます。当社は、お客様の拡張ラボとして機能し、信頼できる医薬品開発パートナーとしてご支援します。

社内細胞株開発

社内での開発に向けて、ザルトリウスの細胞株開発プラットフォーム(宿主細胞株、ベクター、培地、各種手法を含む)をご利用いただけます。

CHO細胞株開発をさらに理解する

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フェドバッチおよびパーフュージョンで最適性能を発揮する新規設計CHO宿主細胞株

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ザルトリウスのCHO細胞株開発サービス

当社の細胞株開発ワークフロー、プラットフォーム、サービスパッケージ、カスタマイズオプションを、すべて1冊のカタログでご覧いただけます。ワンクリックで全体像を把握いただけます。

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細胞株開発からCDMOへ:事例研究

細胞株技術移管を成功させるために、ご自身のプロセスに必要な方法論について学びましょう。

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次世代細胞株開発プラットフォームの構築

進化したプラットフォーム技術を活用し、生産性の高いクローン提供することで、細胞株開発のタイムラインを大幅に短縮した方法についてご説明いたします。

専門家の見識

IND準備のためのCMC必需品

INDの信頼性を早期に構築し、安全性、遺伝的安定性、堅牢なプロセスを最初から強化します。

データ駆動型の細胞株開発でINDを成功に導く

予想外の事態を避け、分子、品質、安定性でクローンを選択します。

細胞株開発におけるAIの活用

AIを活用して、適切なクローンを早期に事前選択し、プロセスパフォーマンスを予測して、スケールアップのリスクを低減します。

堅牢な細胞株開発戦略

堅牢なプロセス設計、強力な分析機能、柔軟性が、スケールアップ時の細胞株変更の回避にどのように役立つかをご紹介します。

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バイオ医薬品分野において細胞株開発は極めて重要ですが、高生産性クローンへの選択には時間を要します。ザルトリウス社主催の本ウェビナーでは、ヤシュ・パテル博士が高生産株の特定を加速するプラットフォームについてご説明いたします。

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細胞株開発ウェビナーシリーズ

戦略的アプローチ、ベストプラクティス、重要な考慮事項、そして専門家の見解を、ご都合に合わせて学習することができます。

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