多連型バイオリアクター
スケーラブルかつ効率的な細胞株選択とプロセス開発のために
小スケールで多連型のバイオリアクターを使用すると、培養比較のためのプロセス情報を、短時間でより多く得られるようになります。複数の実験を同時に行うことで、異なるクローンや細胞株の評価に加え、pH、温度、フィード、培地、ガス供給速度、播種密度の影響も評価することができます。
Ambr®多連型バイオリアクターは、クローンや細胞株の選択からプロセス最適化までのアップストリーム工程全体に対応することができます。取得したプロセスデータは、2LのUnivessel® SUや、より大型のBiostat STR®システムでもそのまま活用でき、スケーラビリティが確保されます。
Ambr®プロセスを簡素化
アプリケーションに最適な Ambr® システムを選択
Ambr®バイオリアクターシステムは、お客様の用途や目的に応じて選択できる、様々な運転容量と構成を取り揃えています。このシステムには、接続が容易で迅速なターンアラウンドを実現する、シングルユースバイオリアクターが採用されています。
| Ambr® 15 Cell Culture | Ambr® 250 Modular | Ambr® 250 ハイスループット | |
|---|---|---|---|
| 容器の運転容量 | 10 ~ 15 mL | 100 ~ 250 mL | 100 ~ 250 mL |
| 並行培養数 | 24 ~ 48 | 2 ~ 8 | 12 ~ 24 |
| 昆虫細胞および動物細胞の培養 |
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| 微生物培養 |
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| ロボットハンドリング |
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Ambr® 15 Cell Culture:細胞株選択を最適化
Ambr® 15 Cell Culture は、ハイスループットかつ並列処理が可能な自動化バイオリアクターシステムです。小スケールのバイオリアクター条件下で、最適なクローン、培地、フィードの選択を容易にします。。
- 10~15 mLのマイクロバイオリアクター規模で、24 または 48 系列の並列培養を実行
- 細胞株開発ワークフローを最新化
- ハイスループット自動化により、より多くのクローンや培地を短時間でスクリーニング
Ambr® 250 Modular:オペレーションを簡素化
Ambr® 250 Modularは、使いやすく拡張性に優れたベンチトップ型システムで、100~250mLの小スケールなシングルユースバイオリアクターを2~8基統合することができます。
- アプリケーションに応じた最適な容器構成の選択
(動物細胞および微生物培養向けのバッフル付きタイプ、細胞・遺伝子治療向けのバッフルなしタイプを提供) - プロセス開発実験の迅速なセットアップと短時間でのターンアラウンド
- わずか 2 m の実験台スペースでの 8 基バイオリアクターの同時運転
- チューブやフィルター接続の不要化
Ambr® 250 High Throughput Gen 2 :スケーラブル、自動化、データドリブンを実現
Ambr® 250 HT Gen 2は、プロセス開発の加速とコスト削減のために設計された多連型バイオリアクターシステムです。
- 完全連続ガス供給によるプロセス制御の向上と、大スケールバイオリアクター挙動の再現
- BioPAT® Viamass を含む統合型分析機能による高度なフィードバック制御
- ユーザーフレンドリーなソフトウェアによるワークフロー効率化とデータ完全性の強化
- 内蔵カメラによるリアルタイムモニタリングとプロセス堅牢性の向上
Ambr®用アナライザー
バイオ医薬製造プロセスのさまざまなニーズに応える、統合型アナライザーとデータ接続対応アナライザー
Ambr®システムは、幅広いバイオ医薬製造プロセスアナライザー技術に対応しています。アナライザーはシステムとの直接統合、またはバイオリアクターのサンプルデータの自動転送と分析結果のフィードバックを通じた統合が可能です。
実績ある技術をAmbr®システムに統合
統合型アナライザーを用いると、細胞培養プロセスの主要パラメーター(pH、細胞生存率、生細胞密度、代謝物レベル、分光解析など)を定期的に測定することが可能になります。
- Ambr® 15 Cell Culture、Ambr® 250 ハイスループット、Ambr® 250 ハイスループットパーフュージョン各システムへの対応
- サンプリング、測定、および Ambr® 制御ソフトウェアへのデータ転送の自動化
- 担当者不在時の時間外サンプリングの実施
- 取得結果のプロセス制御への活用
Ambr®システムとのデータ接続が可能なスタンドアローン型アナライザー
データ接続に対応したアナライザーは、製品力価、糖鎖修飾レベル、細胞培養用培地組成といった、重要品質特性(CQA)に関する情報を提供します。
- サンプルを手動でアナライザーへ移送し、結果を Ambr® へ自動フィードバック
- データ管理ワークフロー簡素化によるエラー低減
- 製造プロセス進行中の製品量および品質の把握
データ分析を簡素化
Ambr®を使った実験の設計とデータ分析のためのソフトウェアツール
ザルトリウスが提供するソフトウェアを利用すれば、Ambr®システムから生成されたデータを分析・活用し、プロセス効率を向上させることができます。
- 細胞株スクリーニングおよびランキングソフトウェアによるクローン選択の効率化・簡素化
- 効果的な実験設計による生産性向上とリスク低減
Umetrics® 搭載のAmbr® Clone Selection
Umetrics®搭載のAmbr® Clone Selectionは、Ambr®システムから生成されるデータを活用できるように設計された、スタンドアローン型の初期プロセス開発アプリケーションです。
以下を対象としたスクリーニングおよびランキングのワークフローを簡素化します。
- 細胞株、クローン
- 微生物株
- 培地
- フィード
統合されたMODDE®ソフトウェアで、効果的な実験を設計
実験計画法ソフトウェアMODDE®は、Ambr® 15および Ambr® 250のソフトウェアに統合されており、効果的な実験を迅速かつコスト効率良く設計する手段を提供します。
組み込みのガイダンスと品質評価指標により、MODDE®はユーザーが最適な実験条件を選択し、初期段階から実験計画法を適切に進められるようにします。
BioPAT® Process Insights Software
BioPAT® Process Insights Software は、ザルトリウスのさまざまなバイオリアクタースケールにわたり、複数のスケーリングパラメーターを同時に評価できる予測型スケーリング機能を使いやすいインターフェースで提供するソフトウェアです。
- 開発ワークフロー全体におけるバイオリアクターのスケールリスクの予測
- スプレッドシート不要化による、すべてのユーザーに対するスケールアップの簡易化
- 特性解析済みバイオリアクターデータによる時間とコストの削減
関連資料およびウェビナー
バイオリアクターのスケールアップが一次元的になっていませんか?
バイオリアクターのスケール変更は、多くの変数を評価する必要があるため複雑で、最適化には多数の実験が必要になります。本ウェビナーでは、従来のスケーリング手法の課題を踏まえ、リスクベースの多変量アプローチの利点と、スケールアップ | ダウンを簡素化する技術をご紹介します。
迅速かつ低リスクなプロセス移管アプローチ
BioPAT® Process Insightsは、スケーリング機能と特性解析済みバイオリアクターデータを統合したソフトウェアツールです。従来のバイオリアクターのスケールアップやデザインスペース探索に伴うリスクを最小限に抑え、15mLからパイロットスケール、さらに最大2,000Lまで、ザルトリウスのさまざまなバイオリアクター間における一貫したスケールアップをサポートします。