Ambr® 15 - 進化したマイクロバイオリアクターシステム
細胞株の選択および初期プロセス開発向け
Ambr® 15 Cell Culture は、10~15 mL のマイクロバイオリアクタースケールで、24本または48本の並列培養を可能にするハイスループット自動化バイオリアクターシステムです。本プラットフォームにより、小規模バイオリアクター条件下で最適なクローン、培地、フィード条件の選択が可能となり、スケールアップへのシームレスな移行を実現します。
世界中の細胞株開発(CLD)ラボで導入されている Ambr® 15 Cell Culture は、人件費、施設スペース、設備投資、さらに培地や消耗品の削減を通じて、実験の費用対効果を大幅に向上させます。
振とうフラスコや振とうプレートに代わることで、細胞生産性を高め、堅牢なパフォーマンスを確保します。
最大48基のバイオリアクターを並列運転することで、1名のオペレーターがより多くのクローンをスクリーニングし、多因子実験計画法(DOE)試験を実施できます。
シングルユースバイオリアクターによりセットアップ時間を削減し、人件費と処理時間の短縮に貢献します。
液体ハンドリングの自動化により、ばらつきやヒューマンエラーのリスクを低減します。
Ambr® Clone Selectionソフトウェアの1年間ライセンスが付属しており、ランキング解析を効率化します。
最大48基のマイクロバイオリアクターの並列運転
Ambr® 15 Cell Cultureシステムには、シングルユース容器、自動化ワークステーション、および高性能ソフトウェアが含まれます。無菌操作のためバイオセーフティキャビネット内に設置され、24または48基のマイクロバイオリアクター培養を並列でモニタリングおよび制御することで、アップストリームプロセスに向けた信頼性の高いマイクロスケールモデルを提供します。
本システムは、主要な製薬・バイオ医薬品企業に加え、研究機関および学術機関のCLDワークフローに導入されています。
Ambr® 15 Cell Culture Generation 2
Ambr® 15 Generation 2 のデザイン
改良された設計により、この次世代システムは、より優れた性能、強化されたプロセス柔軟性、そして幅広いアップストリームアプリケーションを支援する拡張された機能を提供します。
並列実験の自動化で卓越した制御を実現
完全に自動化された並列処理、モニタリングおよび制御を実現し、以下の機能を備えています。
- 新機能:改良された液体ハンドリング、新たな培養ステーション設計、柔軟なデッキレイアウト、迅速な容器排出
- 標準構成および冷却式ワークステーション構成
- pHおよび溶存酸素(DO)の個別設定値、モニタリング、クローズドループ制御
- 各マイクロバイオリアクターにおける O₂、CO₂、N₂の独立制御
- 各培養ステーションごとに設定可能な温度および撹拌条件
- 150 rpmまで対応する拡張された低速撹拌レンジ
培養ステーション内および培養ステーション間の柔軟性
培養ステーションはワークステーションのデッキ上に配置されており、24ウェイシステムでは2基、48ウェイシステムでは4基の培養ステーションが搭載されます。各培養ステーションには12基のマイクロバイオリアクターが収容されています。
温度および撹拌速度は同一培養ステーション内では一定に保たれますが、異なる培養ステーション間では個別に設定可能です。さらに、培養ステーション内の各マイクロバイオリアクターごとに、pH、溶存酸素、ガス供給、液体フィードおよびサンプリングが独立して制御されます。
実験室スケールの可能性を示すマイクロスケールプレビュー
Ambr® 15 マイクロバイオリアクター容器は、実験室スケールのバイオリアクター特性を高い再現性で反映し、最適な細胞増殖、生産性、さらに製品品質の実現に寄与します。
10~15 mLの運転容量
シングルユース pH・溶存酸素(DO)センサー
ピッチドブレードインペラを内蔵
液体添加およびサンプリング用ポート
インペラ撹拌ゾーンへのガス供給用スパージチューブ付き容器、または上面通気用容器を選択可能
低温アプリケーション向けの温度補償機能付き容器をラインアップ
オペレーションモード
Ambr® 15 Cell Cultureのモダリティ
Ambr® 15 Cell Cultureは、マイクロスケールのバイオリアクターモデルとして、幅広いアップストリームアプリケーションにおけるボトルネックを低減し、開発を加速します。
多様なオペレーションモードを効率的に検討できるため、バッチ、フェドバッチ、そしてパフュージョンを模倣した条件における細胞株やクローンの挙動を容易に評価できます。さらに、培地交換機能により、細胞治療および遺伝子治療向けプロセスの開発を支援します。
パーフュージョン模倣条件下でのスクリーニング
Ambr® 15 Cell Cultureの「迅速な容器排出」オプションは、マイクロバイオリアクター内で沈降した培養物から上清を迅速かつ効率的に直接除去します。さらに、Ambr® 15ソフトウェアには細胞数データに基づくセルブリーディングなどの新しいプロセス工程が組み込まれており、パーフュージョン模倣プロトコルの自動化を可能にします。
アナライザーのオプション
Ambr®解析モジュール
解析モジュールをAmbr® 15と統合することで、アットラインpH測定が可能となり、バイオリアクターセンサーの校正および工程内pHチェックを自動化します。また、BioPAT® Spectroを組み合わせた解析モジュールでは、選択されたサードパーティ製ラマン分光計との接続が可能となり、バイオリアクターサンプルの分光分析を実施できます。
統合型細胞計数装置
Ambr® 15 Cell Cultureシステムは、Beckman Vi‑CELL™ XRまたはRoche Cedex HiResに直接接続して細胞数測定を行うことができます。また、Nova Biomedical BioProfile® FLEX2と接続することで、細胞数測定に加えて代謝物解析も可能です。サンプルはサンプルラインを通じて統合型分析装置へ送られ、測定結果はモニタリングおよびプロセス制御のためにAmbr® 15ソフトウェアへ自動的に送信されます。
データ接続型アナライザー
Octet®ラベルフリー検出システムおよびWaters™ BioAccord™ LC‑MSはAmbr® 15に接続することができ、バイオリアクターサンプルのデータを分析装置へ転送するとともに、解析結果をAmbr® 15ソフトウェアへフィードバックします。サンプルは、各システム間で手動により搬送されます。
さらに詳しく
Ambr® 15 Cell Cultureワークステーションのインタラクティブ概要
「+」アイコンをクリックすると、Ambr® 15 Cell Cultureが世界中の細胞株開発ラボでバイオリアクターシステムとして選ばれている理由となる、各機能を確認できます。
この技術により、小規模バイオリアクター環境で最適なクローン、培地、フィードを効率よく選定でき、スムーズなスケールアップが可能になります。さらに、人件費、施設スペース、設備投資に加え、培地や消耗品のコスト削減にも貢献します。
Ambr® 15 Cell Cultureをさらに理解する
Ambr® 15に関するカタログ、ポスター、アプリケーションノートでは、ラボスケールバイオリアクターがさまざまなアプリケーションにおいて、生産性向上と開発期間短縮をどのように実現するかを紹介しています。