アフィニティクロマトグラフィー

アフィニティクロマトグラフィーは、バイオ医薬品製造におけるタンパク質やその他のバイオ分子の精製を革新し続けている強力な手法です。標的分子と固定化リガンドとの特異的な相互作用を活用することで、複雑な混合物から目的の標的分子を高い選択性と効率で分離でき、後続の単位操作における処理量を大幅に削減します。

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ザルトリウスのアフィニティクロマトグラフィー製品ポートフォリオ

ターゲット分子の選択的精製に最適なソリューション

ザルトリウスが提供する多様なアフィニティクロマトグラフィー用培地とリガンドの組み合わせにより、ダウンストリームプロセスをいかに効率化できるかをご紹介します。

アフィニティクロマトグラフィー用メンブレンは、アフィニティリガンドが持つ高い選択性と、メンブレンベースのクロマトグラフィーマトリックスによる高い生産性を兼ね備えています。物質移動の主なメカニズムが対流であるため、標的分子は結合部位へ迅速に輸送されます。

また、大きな孔径を有するクロマトグラフィー用メンブレンは、高流量運転と優れた生産性を実現し、ウイルス粒子などの大型分子の処理に特に適しています。

 

 

Sartobind® Rapid A

Sartobind Convec® SC

リガンド

陽イオン交換、HIC

陰イオン交換、HIC

ベースマトリックスアガロースセルロース
相互作用メカニズムFc領域アフィニティーヘパリン様擬似アフィニティー | 陽イオン交換
ベッド高4 mm8 mm
主なアプリケーションモノクローナル抗体のキャプチャー従来型ワクチンおよびウイルス様粒子(VLP)のキャプチャー(例:インフルエンザ、狂犬病、脳炎など)
 

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アフィニティクロマトグラフィー樹脂は、バイオ医薬品の精製分野において長い実績を有しています。樹脂ビーズ内部の多孔質構造によって形成される広い相互作用領域により高い結合容量を実現し、商業生産設備における一般的な選択肢となっています。

 

 Heparin HyperD®Lysine HyperD®Blue Trisacryl®
リガンドヘパリンL-リジン青色染料
ベースマトリックス80 µm シリカビーズ80 µm シリカビーズ40~80μmの巨孔非イオン性合成ポリマービーズ
相互作用メカニズムヘパリン親和性リシン親和性青色染料親和性
主なアプリケーションヘパリン結合タンパク質(例:凝固因子、成長ホルモン、リポタンパク質、DNA/RNAプロセス関連酵素など)リジン結合タンパク質(例:プラスミノーゲン(ヒトおよび動物))
  • 酵素、インターフェロン、および一部の凝固因子
  • アルブミンの除去
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モノリス

高特異性モノリスアフィニティー精製

独自のアフィニティリガンドを組み合わせたモノリスカラムにより、大型バイオ分子のアフィニティ精製において比類のないソリューションを提供します。

  • チャネルサイズ:2 µm
  • カラム容量:1 mL – 8 L
  • 使用可能pH範囲:2–13
  • 機能:チミンオリゴマーベースのアフィニティー
  • アプリケーション:mRNA

 

 

CIMmultus® Oligo dT – RNAに対する親和性

  • 固体担体に共有結合した Oligo dT リガンド
  • ほとんどの真核生物 mRNA に存在するポリアデニル化(poly(A))末端、または IVT により分子上に付加された poly(A) 末端とハイブリダイズ
  • さまざまな由来の poly(A) 末端を有する mRNA を迅速かつ効率的にキャプチャーおよび精製
  • サンプル中の不純物を選択的に除去
  • mRNAの初期精製工程に適した シンプルで扱いやすいアプローチ
  • 対応製品:

 

関連製品およびサービス

Virus clearance validation services

Confidence®:より迅速なLRV

ザルトリウスの Confidence® サービスを活用することで、Virosart® ウイルスフィルターの性能を検証できます。高度に精製されたウイルスと専門家の知見を活かし、信頼性の高い評価を実現します。

バイオ医薬品製造プロセスの未来を支えるクロマトグラフィーシステム

コストおよび開発|製造期間の短縮を目的に設計された、ザルトリウスのバッチおよび連続式クロマトグラフィーシステムにより、純度、収量、生産性を最大化します。

ion exchange chromatography molecules

イオン交換クロマトグラフィー向け高選択性培地

イオン交換樹脂、メンブレン、モノリスを活用し、分離プロセスの最適化を実現します。

hydrophobic interaction chromatography molecules

疎水性相互作用クロマトグラフィーによる高精度精製

アプリケーションに適した疎水性相互作用クロマトグラフィー培地を、幅広いポートフォリオから選択できます。

mixed mode chromatography

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複雑な分離に対応する混合モードクロマトグラフィーの汎用性をご紹介します。

アフィニティクロマトグラフィーについてさらに理解する

関連資料

アプリケ-ションノ-ト

Sartobind® Rapid A - 高い生産性を実現する堅牢なモノクローナル抗体キャプチャー

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アプリケ-ションノ-ト

AAVキャプチャーにおけるメンブレンクロマトグラフィーの価値

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Resolute BioSMB と CIMmultus Oligo dTを用いたmRNAキャプチャーの強化

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バイオ医薬品における卓越性を実現するためのアフィニティクロマトグラフィーの習得

「アフィニティクロマトグラフィー」という用語は、1968 年に Cuatrecasas、Anfinsen、Wilchek によって提唱されましたが、その技術的起源は、20 世紀初頭の液体カラムクロマトグラフィーの登場にまで遡ります。

簡便性と高い選択性を特長とするアフィニティクロマトグラフィーは、研究開発における初期の分析用途を大きく超えて発展してきました。現在では、分取アフィニティクロマトグラフィーはバイオ医薬品製造における中核技術の一つとなっています。

ザルトリウスは、メンブレン、樹脂、モノリスからなる幅広い培地ポートフォリオを提供し、多様なバイオ分子に対応したカスタマイズ可能なアフィニティソリューションを実現しています。各分子の特性に応じて精製戦略を最適化することで、医薬品開発および製造の進歩を継続的に支援し、バイオ医薬品製造における成功をサポートしています。
 

よくあるご質問

アフィニティクロマトグラフィーは、固定相に結合したリガンドと標的分子との特異的な相互作用に基づいて、分子を分離 | 精製する技術です。

フィードストリームはリガンドを含むクロマトグラフィー培地を通過し、標的分子が選択的に結合します。未結合の物質は洗浄により除去され、pHやイオン強度などの条件を変化させて相互作用を阻害することで、標的分子が溶出されます。この手法は、タンパク質、酵素、その他のバイオ分子を高い特異性と純度で分離する上で、非常に有効です。
 

一般的に、アフィニティーリガンドは、生物学的リガンド(抗体、プロテインA、酵素など)と、非生物学的リガンド(IMAC、ポリマー、色素など)に大別されます。

アフィニティリガンドの種類に応じて、ザルトリウスのアフィニティクロマトグラフィー用消耗品は、メンブレン、樹脂、またはモノリスの形態で提供されています。

アフィニティクロマトグラフィーは、タンパク質、酵素、抗体、核酸、糖タンパク質など、幅広い分子の精製に使用できます。リガンドと標的分子との相互作用が高い特異性を有するため、複雑な混合物から特定のタンパク質やペプチドを分離するのに特に有効です。さらに、ヒスチジンタグ付きタンパク質などのタグ付きタンパク質や、特定のリガンドに対する既知の親和性を持つその他のバイオ分子の精製にも利用できます。

このような汎用性により、アフィニティクロマトグラフィーは、生化学および分子生物学分野において高純度サンプルを得るための重要な手法となっています。
 

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